【Q&A】XMは複数アカウントを作成できる?最大8口座の活用術と絶対禁止のルール
XMTrading(以下XM)を利用していて、「トレードスタイルごとに口座を分けたい」「ボーナス用と資金管理用を区別したい」と考えたことはありませんか?
実は、XMでは非常に簡単な手続きで、1人のユーザーが複数の口座を持つことが認められています。しかし、便利である一方で、複数口座ならではの「絶対にやってはいけない禁止事項」が存在し、知らずに規約違反をしてしまうと口座凍結や利益没収といった厳しいペナルティを受けるリスクもあります。
この記事では、2025年最新の情報に基づき、XMでの複数アカウント作成ルールから、プロトレーダーも実践している使い分けテクニック、そして最も注意すべき禁止事項までを徹底解説します。
この記事でわかること
- XMでは1人あたり最大8口座まで追加開設が可能
- スキャルピング用・スイング用など目的別の使い分けメリット
- 【重要】 口座凍結の原因となる「複数口座間の両建て」の仕組み
- 資金移動時にボーナスが消滅・移動する計算ルール
- 1分で完了する追加口座の開設手順と解約方法
【結論】XMは1人で最大8つまで複数アカウントを作成可能
結論から申し上げますと、XMでは1人のユーザーにつき最大8つまで取引口座(リアル口座)を保有することが可能です。
多くの海外FX業者では複数口座の保有を認めていますが、XMはその中でも管理システムが使いやすく、マイページ(会員ページ)から一元管理できる点が大きな特徴です。
追加口座開設の条件と上限数
XMですでに1つ目の口座(リアル口座)を持っており、本人確認(口座の有効化)が完了している場合、追加口座の開設は非常にスムーズです。
| 項目 | 条件・詳細 |
|---|---|
| 最大保有数 | 1ユーザーにつき 8口座 まで |
| 開設費用 | 無料 |
| 口座維持手数料 | 無料(ただし90日間取引がない休眠口座を除く) |
| 本人確認書類 | 再提出不要(既存アカウント内で追加する場合) |
| 所要時間 | マイページから申請後、即時開設(約1分) |
もし現在8つの口座を持っていて、さらに新しい口座(異なるタイプなど)を作りたい場合は、既存の不要な口座を解約して枠を空ける必要があります。
再登録ではなく「追加開設」を選ぶ理由
ここで注意したいのが、「新しいメールアドレスを使って、別人のように新規登録をしてはいけない」という点です。
XMの規約では、同一人物が複数のメールアドレスを使用して別々の顧客として登録することを禁止しています(二重登録の禁止)。
複数アカウントを持ちたい場合は、必ず既存の会員ページにログインし、「追加口座を開設する」ボタンから手続きを行ってください。これにより、すでに提出済みの本人確認書類(身分証・住所確認書)情報が引き継がれるため、面倒な書類アップロードや審査待ちの時間をスキップして、すぐにトレードを開始できます。

XMで複数口座を使い分ける5つのメリット
なぜ多くのトレーダーがわざわざ複数の口座を使い分けるのでしょうか?
単に「予備」として持っているわけではありません。プロトレーダーは、自身のトレード戦略を最適化し、リスクをコントロールするために複数口座を駆使しています。ここでは主な5つのメリットを深掘りします。
用途別(通貨ペア・トレードスタイル)に管理できる
最も一般的な使い方は、トレードスタイルによる口座の使い分けです。
例えば、以下のようなポートフォリオを組むことができます。
- 口座A(スキャルピング用): 短時間で売買を繰り返すため、スプレッドの狭さを重視。
- 口座B(スイングトレード用): 数日〜数週間保有するため、スワップポイントや長期的な証拠金維持率を重視。
- 口座C(ゴールド・CFD専用): ボラティリティ(価格変動)が激しいゴールドや日経225専用にし、為替トレードの資金とは完全に分離する。
このように分けることで、「ゴールドで大きな含み損を抱えてしまったせいで、ドル円のデイトレードができなくなった」という事態を防ぐことができます。
異なる口座タイプ(スタンダード・KIWAMI極など)を試せる
XMには特徴の異なる4つの口座タイプがあります。これらを1つのアカウント内で使い分けることができるのも大きな魅力です。
XMの主な口座タイプ比較
| 口座タイプ | 特徴・メリット | おすすめの用途 |
|---|---|---|
| Standard(スタンダード) | 全ボーナス対象、1000通貨〜 | ボーナスを活用した少額からのハイレバ取引 |
| Micro(マイクロ) | 10通貨〜の少額取引が可能 | 初心者の練習、EA(自動売買)のテスト運用 |
| XMTrading Zero(ゼロ) | 最低スプレッド0pips〜(手数料あり) | スキャルピング、正確な約定重視 |
| KIWAMI極(キワミ) | 低スプレッド、スワップフリー、手数料無料 | コスト重視のデイトレ、マイナススワップを避けたい長期保有 |
例えば、「入金ボーナスをもらいたい時はスタンダード口座」を使い、「自己資金のみでコストを抑えてトレードしたい時はKIWAMI極口座」を使う、といった柔軟な運用が可能になります。
MT4とMT5の両プラットフォームを利用可能
XMでは取引プラットフォームとして「MT4(MetaTrader 4)」と「MT5(MetaTrader 5)」のどちらかを選択して口座を開設します。一度開設した口座のプラットフォームを後から変更することはできません。
しかし、追加口座を作成すれば、「メインは使い慣れたMT4で行い、分析機能が豊富なMT5も試してみる」という使い方が可能です。インジケーターやEA(自動売買ソフト)の互換性に合わせて環境を用意できます。
XMP(ロイヤルティポイント)を効率的に貯められる
XMには、取引ごとにポイントが貯まる「ロイヤルティプログラム」があります。貯まったXMP(XMポイント)は、ボーナス(クレジット)に交換してトレード資金として使えます。
- スタンダード口座/マイクロ口座: 取引ごとにXMPが貯まる。
- Zero口座/KIWAMI極口座: XMPは貯まらない(対象外)。
賢い運用法として、「スタンダード口座でトレードしてXMPを貯め、そのポイントをボーナスのみの専用口座(追加口座)に移動させて、リスクゼロのハイレバトレードを行う」という手法があります。これを「XMPトレード」と呼び、現金を失うリスクがないため、一発逆転を狙ったギャンブル的なトレードにも活用できます。
資金を分散させることでリスク管理になる
1つの口座に全財産を入れていると、万が一、相場の急変でロスカット(強制決済)が間に合わず口座残高がマイナスになった場合(XMはゼロカットシステムがあるため借金にはなりませんが)、入金していた全額を失う可能性があります。
資金を複数の口座に分散しておけば、「口座Aがゼロカットされても、口座Bの資金は無傷」という状態を作れます。これはメンタル管理の面でも非常に有効なリスクヘッジとなります。
【要注意】複数アカウント運用の禁止事項とデメリット
複数口座の運用はメリットばかりではありません。特にXMの利用規約において「一発で口座凍結(永久利用停止)」になりかねない重大な禁止事項があります。ここを理解せずに複数口座を持つことは非常に危険です。
絶対禁止:複数口座間での「両建て」
XMでは、同一口座内での両建て(同じ通貨ペアの「買い」と「売り」を同時に持つこと)は認められています。
しかし、「複数の口座にまたがる両建て」は厳禁です。
禁止されているパターンの具体例
- パターン1: 口座Aで「米ドル/円の買い」、口座Bで「米ドル/円の売り」を持つ。
- パターン2: 口座Aで「ユーロ/円の買い」、口座Bで「ユーロ/ドルの売り」と「米ドル/円の売り」を持つ(相関性の高い通貨ペアを利用した擬似的な両建て)。
- パターン3: あなたの口座Aで「買い」、友人の口座Bで「売り」を持つ(グループ間での両建て)。
なぜ禁止なのか?
これは「ゼロカットシステム」の悪用を防ぐためです。
例えば、重要指標発表時にA口座で買い、B口座で売りを持てば、相場がどちらに動いても片方はゼロカット(損失限定)、もう片方は青天井で利益が出ます。これを許容すると業者が一方的に損失を被るため、厳しく監視されています。
もし意図せずとも、自動売買(EA)などが勝手に別の口座と逆のポジションを持ってしまった場合でも処罰の対象となります。複数口座でEAを稼働させる際は、通貨ペアや稼働時間をずらすなどの厳重な管理が必要です。

ゼロカットシステムの悪用とみなされる行為
前述の両建て以外にも、複数口座を利用したゼロカットシステムの悪用(アービトラージなど)は禁止されています。
例えば、窓開け(週明けの価格乖離)狙いのみを繰り返すために、複数の口座に資金を分散してハイレバでポジションを持つ行為なども、監視部門によって「不正」と判断される可能性があります。
資金移動でボーナスが消滅・移動するルール
複数口座間で資金(残高)を移動させると、その移動割合に応じて、保有しているボーナス(クレジット)も一緒に移動するか、あるいは消滅します。
- ボーナス対象口座への移動: ボーナスも資金と同じ割合で移動します。
- ボーナス対象外口座(KIWAMI極・Zero)への移動: 移動分のボーナスは消滅します。
【計算例】
口座Aに「残高10万円・ボーナス5万円」があるとします。
| 移動内容 | 移動額 | 移動後の口座A | 移動先の口座B(スタンダード) | 移動先の口座C(KIWAMI極) |
|---|---|---|---|---|
| 50%移動 | 5万円 | 残高5万 / ボーナス2.5万 | 残高5万 / ボーナス2.5万 | 残高5万 / ボーナス消滅 |
| 全額移動 | 10万円 | 残高0 / ボーナス0 | 残高10万 / ボーナス5万 | 残高10万 / ボーナス消滅 |
※ボーナス対象外口座へ資金を移動させると、せっかくのボーナスが消えてしまうため、操作前に移動先口座のタイプを必ず確認してください。
90日間放置すると口座維持手数料が発生する
複数口座を作ったものの、使わずに放置している口座はありませんか?
XMでは、残高がある状態で90日間取引および入出金がない口座は「休眠口座」扱いとなり、毎月5ドル(約750円)の口座維持手数料が残高から自動的に引かれます。
さらに、残高がゼロの状態で90日間放置すると「口座凍結」となり、その口座は二度と使用できなくなります(ログインもできなくなります)。使わない口座は資金をメイン口座へ移動させておくか、残高をゼロにしておくのが賢明です。
XM追加口座の開設手順【1分で完了】
追加口座の開設は、新規登録時のような本人確認書類の提出が不要なため、驚くほど簡単です。
会員ページからの申請ステップ
- XM公式サイトから会員ページへログイン
IDとパスワードを入力してログインします。 - 「追加口座を開設する」をクリック
トップページまたはメニューにある「追加口座を開設する」ボタンを選択します。 - 口座詳細を選択
- 取引プラットフォーム(MT4 / MT5)
- 口座タイプ(スタンダード / Micro / Zero / KIWAMI極)
- 口座の基本通貨(JPY / USD / EUR)
- レバレッジ(最大1:1000など)
- 口座ボーナスの受け取り希望(「はい」を選択しないとボーナスがもらえません)
- パスワードの設定
その口座専用のログインパスワードを設定します。 - 完了メールの確認
手続き完了後、すぐにXMからメールが届きます。そこに記載されているIDとサーバー情報を使ってMT4/MT5にログインすれば完了です。
口座有効化の手続き(本人確認書類は不要?)
すでにメイン口座で「有効化(本人確認)」が済んでいれば、追加開設した口座は自動的に有効化されます。新たに免許証などをアップロードする必要はありません。
ただし、登録情報(住所や氏名)に変更があった場合は、サポートへ連絡して情報を更新する必要があります。

複数口座間の資金移動と管理方法
複数の口座を持つと、利益が出た口座から資金が減った口座へ補填するなど、資金移動の機会が増えます。
資金振替のやり方と反映時間
XMの同一ユーザーアカウント内であれば、手数料無料で資金振替(資金移動)が可能です。
- 会員ページにログインし、メニューから「資金振替」を選択。
- 移動元の口座IDと、移動先の口座IDを選択。
- 移動させたい金額を入力して「リクエスト送信」をクリック。
反映時間は基本的に即時です。
ただし、ボーナスのみを移動させることはできません。あくまで「現金残高」の移動に伴ってボーナスが動く仕組みです。
基本通貨が異なる口座間の移動における為替レート
注意点として、基本通貨が異なる口座間で資金移動を行う場合(例:日本円口座 → 米ドル口座)、XMの定める為替レートで自動的に両替されて着金します。
その際、ECB(欧州中央銀行)のレートに基づいた実勢レートが適用されますが、移動のたびに為替差損益が発生する可能性があるため、基本的には「日本円口座同士」など、同じ通貨での運用をおすすめします。
不要になった口座の削除・解約方法
使い終わった口座や、誤って作成した口座は削除することができます。
- 会員ページへログイン。
- 削除したい口座の「オプション」またはプルダウンメニューから「口座を解約する」を選択。
- 確認画面の指示に従い、最終確認ボタンを押す。
解約の条件:
- 残高がゼロであること(資金が残っていると解約できません)。
- 未決済のポジションがないこと。
- 出金処理中でないこと。
解約すると、その口座の取引履歴などは見られなくなるため、確定申告などで必要な場合は事前に年間取引報告書をダウンロードしておきましょう。
XMの複数アカウントに関するよくある質問(Q&A)
最後に、複数アカウント運用に関してユーザーがつまずきやすいポイントをQ&A形式でまとめました。
Q1: 追加口座を作る際、メールアドレスは別々のものが必要ですか?
A: いいえ、同じメールアドレスを使用します。
むしろ、異なるメールアドレスで登録しようとすると「二重登録」とみなされ、規約違反になる恐れがあります。既存のアカウント(同じメールアドレス・同じプロフィール)内で追加口座を作成してください。
Q2: 家族名義で口座を作って、私が代わりに運用してもいいですか?
A: 絶対に禁止です。
XMに限らず、FX業者では「名義貸し」や「他人名義口座の運用」を厳しく禁じています。たとえ家族であっても、妻の口座を夫が操作する、あるいはIPアドレスが常に同じ状態で別名義の口座が取引されている場合、不正利用を疑われて両方の口座が凍結されるリスクが高いです。必ず本人が本人の名義で取引してください。
Q3: ボーナス(クレジット)だけの移動はできますか?
A: できません。
資金振替はあくまで「現金残高」を移動させる機能です。ボーナスは現金の移動に伴って「比率計算」で動くだけであり、ボーナス単体を別の口座に移すことはシステム上不可能です。
Q4: 口座タイプを後から変更することはできますか?
A: できません。
一度開設した口座のタイプ(スタンダードからKIWAMI極へなど)を変更することはできません。別の口座タイプを使いたい場合は、追加口座として新しく開設し、必要であれば資金を移動させてください。
まとめ
XMでの複数アカウント運用は、リスク分散やトレード戦略の幅を広げるための非常に強力な手段です。最大8つまで口座を持てる利便性を活かし、スキャルピング用、スイング用、ボーナス活用用と使い分けることで、よりプロフェッショナルな資金管理が可能になります。
しかし、「複数口座間での両建て」だけは絶対に行わないよう細心の注意を払ってください。これさえ守れば、XMの複数口座システムはトレーダーにとって大きな武器となるはずです。
まずは会員ページにログインし、ご自身のトレードスタイルに合った「2つ目の口座」を追加してみてはいかがでしょうか。