XMTrading(XM)で複数の口座を使い分けてリスクヘッジを行ったり、利益を確保したりする際、避けて通れないのが「資金移動(資金振替)」の手続きです。
「別の口座へ資金を移したいけれど、手数料はかかるのか?」
「資金移動をすると、今持っているボーナスやクレジットはどうなってしまうのか?」
「ポジションを持ったままでも資金移動はできるのか?」
このような疑問や不安をお持ちではないでしょうか。特にボーナス(クレジット)に関しては、ルールを誤解したまま資金移動をしてしまい、大切なボーナスを消滅させてしまうトレーダーが後を絶ちません。
この記事では、2025年最新の情報に基づき、XMの資金移動に関するルール、手順、そして最も重要なボーナスの計算方法について徹底的に解説します。
この記事でわかること
- XMの口座間資金移動にかかる手数料や反映時間の基本ルール
- 資金移動をした際のボーナス(クレジット)の移動・消滅シミュレーション
- ポジション保有中に資金移動をするための「証拠金維持率150%」の条件
- 資金移動ができない、反映されない際の原因と解決策
- PC・スマホアプリ別の具体的な操作手順
XM(XMTrading)の資金移動(資金振替)基本ルール
XMでは、同一ユーザーアカウント内であれば、保有している複数の口座間で瞬時に資金を移動させることができます。これを「資金振替(Internal Transfer)」と呼びます。まずは、知っておくべき基本的なスペックを確認しましょう。
資金移動の手数料と反映時間
XMの資金移動における最大の特徴は、基本的に手数料が無料であり、手続き完了と同時に即時反映される点です。銀行送金のように営業時間を気にする必要はなく、土日祝日であっても24時間365日、リアルタイムで資金を動かすことができます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手数料 | 無料(基本通貨が同じ場合) |
| 反映時間 | 即時(リアルタイム) |
| 利用可能時間 | 24時間365日 |
| 回数制限 | なし(何度でも可能) |
基本通貨が異なる口座間の移動と為替レート
手数料は原則無料ですが、例外として「基本通貨が異なる口座間」で資金移動を行う場合は注意が必要です。
例えば、「日本円(JPY)口座」から「米ドル(USD)口座」へ資金を移動する場合、移動する瞬間の為替レートに基づいて通貨換算が行われます。この際、XMでは欧州中央銀行(ECB)のレートが採用されますが、実質的な両替手数料として0.3%程度の手数料がレートに含まれて計算されます。
- 円口座(JPY) → 円口座(JPY): 手数料完全無料
- 円口座(JPY) → ドル口座(USD): 為替レート換算が発生(実質コスト約0.3%)
頻繁に異通貨間で資金移動を行うと、この為替差損(スプレッド)で資金が目減りしてしまうため、基本的には同一通貨の口座間で移動することをおすすめします。
最低移動金額と上限金額
資金移動には最低金額が設定されています。少額すぎる移動はシステム上受け付けられません。
| 通貨タイプ | 最低移動金額 |
|---|---|
| 日本円(JPY)口座 | 500円 |
| 米ドル(USD)口座 | 5ドル |
| ユーロ(EUR)口座 | 5ユーロ |
上限金額については特に設定されていませんが、一度に巨額の資金を移動させる場合や、不正利用が疑われるような頻度での移動は、セキュリティ部門の一時的なチェックが入る可能性があります。
【図解】XM資金移動の具体的な手順
ここでは、実際に資金移動を行う際の手順をデバイス別に解説します。操作は非常にシンプルですが、移動元の口座ID(ログイン中の口座)と移動先の口座IDを間違えないように注意してください。

PC・スマホブラウザからの資金移動手順
Webブラウザを使ってXMの会員ページから手続きを行う場合の手順です。
- XM会員ページへログイン
資金を「移動させたい元」の口座IDとパスワードでログインします。 - メニューから「資金振替」を選択
メニューバーにある「資金振替」をクリックします。 - 移動先口座IDと金額を入力
- 入金口座ID: プルダウンメニューから、資金を移動させたい「相手先」の口座IDを選択します。
- 入金額: 移動させたい金額を入力します。
- リクエストの送信
「リクエストを送信」ボタンをクリックします。 - 完了確認
画面に「成功」と表示されれば完了です。移動元口座から残高が引かれ、移動先口座へ即座に反映されます。
XMアプリからの資金移動手順
XM公式スマートフォンアプリ(XMTrading App)を使用する場合の手順です。
- アプリにログイン
移動元の口座でログインします。 - 「気配値」または「詳細」タブからメニューを開く
画面左上のメニューアイコンをタップし、「マイアカウント」または「資金を入金する」等の項目を探します(アプリのバージョンによりUIが異なる場合がありますが、「振替」や「資金移動」の項目を探してください)。 - 「資金振替」をタップ
入出金メニューの中にある「資金振替」を選択します。 - 移動先と金額を指定
移動先の口座IDを選択し、金額を入力します。 - 実行
内容を確認して実行します。
最重要:資金移動によるボーナス(クレジット)の計算ルール
XMを利用する最大のメリットである「入金ボーナス」や「口座開設ボーナス」などのクレジット。資金移動を行う際、このボーナスがどうなるかが最も重要です。
ルールを理解していないと、意図せずボーナスを消滅させてしまうリスクがあります。以下の原則を必ず頭に入れてください。
同等の口座タイプへの移動:ボーナスも同じ割合で移動
スタンダード口座からスタンダード口座へ、またはマイクロ口座へなど、ボーナス対象口座同士で資金移動を行う場合、「移動させた残高の割合と同じ割合のボーナス」が一緒に移動します。
ボーナスだけを移動させることはできません。また、ボーナスを残して現金だけを移動させることもできません。常に「現金とボーナスはセットで動く」と覚えておきましょう。
ボーナス対象外口座(KIWAMI・ゼロ口座)への移動:ボーナス消滅
ここが最大の落とし穴です。XMにはボーナスが付与されない口座タイプ(KIWAMI極口座、Zero口座)があります。
ボーナスを持っている口座から、これらのボーナス対象外口座へ資金移動を行うと、移動した割合分のボーナスは移動先に反映されず、消滅します。
- スタンダード口座 → KIWAMI極口座: 移動分のボーナスは消滅
- スタンダード口座 → Zero口座: 移動分のボーナスは消滅
一度消滅したボーナスは、元の口座に資金を戻しても復活しません。
ボーナス移動額の計算シミュレーション
具体的に数字を使ってシミュレーションしてみましょう。
【前提条件】
- 移動元口座(A): 残高 100,000円 / ボーナス(クレジット) 50,000円
- 移動先口座(B): スタンダード口座(ボーナス対象)
この状態で、口座Aから口座Bへ資金移動を行った場合の計算例です。
| パターン | 移動させる残高 | 移動割合 | 一緒に動くボーナス | 移動後の口座Aの状態 | 移動後の口座Bへの反映 |
|---|---|---|---|---|---|
| 全額移動 | 100,000円 | 100% | 50,000円(100%) | 残高0 / ボーナス0 | 残高+10万 / ボーナス+5万 |
| 半額移動 | 50,000円 | 50% | 25,000円(50%) | 残高5万 / ボーナス2.5万 | 残高+5万 / ボーナス+2.5万 |
| 一部移動 | 10,000円 | 10% | 5,000円(10%) | 残高9万 / ボーナス4.5万 | 残高+1万 / ボーナス+5千 |

計算式:
移動するボーナス額 = 保有ボーナス × (移動させる出金額 ÷ 口座の現金残高)
もし移動先がKIWAMI極口座だった場合、上記の「一緒に動くボーナス」の金額分が、単に消滅することになります。
ポジション保有中の資金移動に関する制限(証拠金維持率)
「ポジションを持っている状態で、利益分だけを別口座に移したい」
このようなケースもあるでしょう。XMではポジション保有中でも資金移動は可能ですが、強制ロスカットを防ぐための制限が設けられています。
証拠金維持率150%以下の場合は移動不可
ポジションを保有している口座から資金を移動させる場合、移動後の証拠金維持率が150%以上残る金額までしか移動できません。
通常、XMのロスカット水準は20%ですが、資金移動によって証拠金が急激に減り、即座にロスカットされるのを防ぐための安全策です。
判定基準:
(有効証拠金 - 移動金額)÷ 必要証拠金 × 100 ≧ 150%
つまり、移動しようとした金額を入力してエラーが出る場合は、その金額を抜くと維持率が150%を下回ってしまうことを意味します。この場合、一部のポジションを決済するか、移動金額を減らす必要があります。
両建てポジション保有時の注意点
両建て(同一通貨ペアの売りと買いを同数保有)をしている場合、必要証拠金は相殺されてゼロになるケースがありますが、資金移動の計算においては注意が必要です。
両建て中であっても、スプレッドの拡大やスワップポイントの影響で有効証拠金が変動するため、十分な余剰証拠金がないと資金移動が制限されることがあります。特に市場変動が激しいタイミングでの移動は避けたほうが無難です。
XMで資金移動ができない・反映されない5つの原因
「資金振替の手続きをしたのにエラーになる」「ボタンが押せない」といったトラブルには、明確な原因があります。以下に代表的な5つの原因と対策をまとめます。
1. 有効化されていない口座への移動
XMでは、口座開設直後で本人確認書類を提出していない(有効化されていない)口座では、機能が制限されます。資金移動を行うには、移動元・移動先の両方の口座が「有効化」されている必要があります。
- 対策: 会員ページから必要書類をアップロードし、口座を有効化してください。
2. 入力金額のミスまたは残高不足
単純な入力ミスです。口座にある残高以上の金額を入力していたり、最低移動金額(500円など)を下回っていたりする場合です。また、ボーナス(クレジット)は現金ではないため、移動金額として入力することはできません。あくまで「現金残高(Balance)」の範囲内で入力する必要があります。
- 対策: 「残高」の数字を確認し、その範囲内で金額を入力してください。
3. ボーナスのみの移動は不可
前述の通り、ボーナス(クレジット)単体を移動させる機能はありません。「ボーナスだけを別口座に移して運用したい」と考えて操作しても、システム上不可能です。
- 対策: 現金を移動させ、それに伴ってボーナスを移動させるしかありません。
4. 証拠金維持率150%ルールへの抵触
ポジション保有中に「資金不足」のエラーが出る場合、ほとんどがこのルールによるものです。現在の残高があっても、それを抜くと維持率が150%を割る場合、移動は拒否されます。
- 対策: ポジションを決済するか、移動額を減らしてください。
5. 異なるメールアドレス(アカウント)間の移動
XMの資金移動は、「同一のメールアドレスで登録された同一アカウント内の口座間」でのみ可能です。例えば、友人の口座や、自分が別のメールアドレスで作った別アカウントの口座へ資金を移動させることはできません。これはマネーロンダリング防止の観点から厳格に禁止されています。
XMの資金移動に関するよくある質問(FAQ)
最後に、XMの資金移動に関してよく検索される疑問点について回答します。
XMの資金移動時のボーナス計算方法は?
移動させる「現金残高」の割合と同じ割合のボーナスが移動します。計算式は「移動するボーナス = 保有ボーナス総額 × (移動させる金額 ÷ 口座の現金残高)」です。例えば、現金残高の30%を移動させると、ボーナスの30%も一緒に移動します。
XMの口座間で資金移動するとボーナスはどうなりますか?
移動先が「スタンダード口座」や「マイクロ口座」などのボーナス対象口座であれば、計算されたボーナスも一緒に移動します。しかし、移動先が「KIWAMI極口座」や「Zero口座」などのボーナス対象外口座である場合、移動するはずだったボーナス分は消滅します。
XMの資金移動に回数制限はありますか?
いいえ、回数制限はありません。1日に何度でも資金移動を行うことが可能です。ただし、システムへの過度な負荷をかけるような短時間の連続操作はエラーの原因となる場合があります。
XMの資金移動にかかる時間はどれくらいですか?
基本的には即時反映です。ボタンを押して処理が完了した瞬間に、移動先の口座残高に反映されます。数分経っても反映されない場合は、一度ログアウトして再ログインするか、サポートへ問い合わせてください。
XMへログインできないため資金移動ができません。対処法は?
ログインできない原因として、MT4/MT5のID間違い、パスワード間違い、あるいは長期間未使用による口座凍結が考えられます。まずは会員ページへのログインを試みてください。会員ページにも入れない場合は、パスワードのリセットを行うか、ライブチャットでサポートに連絡する必要があります。
XMで口座凍結されている場合、資金移動はできますか?
いいえ、凍結された口座からは資金移動ができません。
90日間取引や入出金がないと「休眠口座」になり、さらに残高がゼロの状態で放置すると「凍結口座」になります。休眠口座の場合は残高があれば資金移動が可能(移動によってアクティブに戻る)ですが、凍結口座になってしまうとログイン自体ができなくなるため、新たに口座を開設する必要があります。
XMで資金振替ができない主な理由は何ですか?
主な理由は以下の通りです。
- ポジション保有中で維持率が150%を下回る可能性がある。
- 入力した金額が残高を超えている、またはボーナス額を含めて入力している。
- 移動先または移動元の口座が有効化されていない。
- 最低移動金額(500円/5ドル)未満の金額を入力している。
XMでポジション保有中に資金移動はできますか?
はい、可能です。ただし、資金移動後の証拠金維持率が150%を上回っている必要があります。この基準を満たさない金額の移動はシステムによってブロックされます。
まとめ
XMの資金移動は、手数料無料で即時反映される非常に便利な機能です。複数の口座タイプを使い分けることで、スキャルピング用、スイング用、ハイレバレッジ用など、戦略に応じた資金管理が可能になります。
しかし、「ボーナスの移動割合」と「ボーナス対象外口座への移動による消滅」、そして「ポジション保有時の維持率制限」の3点だけは、必ず理解しておく必要があります。
特にボーナスはトレーダーにとって貴重な資金源です。KIWAMI極口座などへ資金を移す際は、「その移動によってボーナスが消えても問題ないか?」を一度計算してから実行することをおすすめします。
正しい知識で資金移動を活用し、XMでのトレード戦略をより有利に進めていきましょう。