Bybit(バイビット)を利用する際、最初に必ず直面するのが「本人確認(KYC)」の手続きです。
「海外取引所だから本人確認なしで使えるのでは?」と思っている方もいるかもしれませんが、現在のBybitでは、安全な取引環境を維持するためにKYCレベル1の完了が必須となっています。また、より高額な出金を行いたい場合には、住所確認を含むレベル2の認証も必要です。
しかし、いざ手続きをしようとすると「写真がうまく読み取られない」「審査に通らない」といったトラブルに直面することも少なくありません。
この記事では、Bybitの本人確認手順をスマホ・PC別に図解レベルでわかりやすく解説し、審査に落ちてしまう原因と具体的な対処法を徹底的に深掘りします。
この記事でわかること
- Bybitの本人確認(KYC)レベル1・レベル2の具体的なやり方と手順
- 本人確認を行わないと発生する利用制限とデメリット
- 審査に通らない・エラーが出る時の原因別対処法(写真の撮り方など)
- 住所確認書類(レベル2)として有効な書類とアップロードのコツ
- 書類の有効期限切れや更新が必要になった場合の手続き方法

Bybitの本人確認(KYC)とは?必要性とメリット
Bybitにおける本人確認(KYC:Know Your Customer)とは、口座開設者が本人であることを証明し、マネーロンダリングや不正利用を防止するための重要な手続きです。
かつては本人確認なしでも一定額までの取引が可能でしたが、規制強化に伴い、現在はBybitの全サービスを利用するために「KYCレベル1」の完了が義務化されています。これはユーザー自身の資産を守り、アカウントの乗っ取りなどを防ぐセキュリティ対策の一環でもあります。
本人確認(KYC)を行わないとどうなる?
2023年5月以降、Bybitでは本人確認(KYC)のルールが厳格化されました。もし本人確認を行わない場合、以下のような厳しい制限がかかり、実質的に取引所としての機能を利用できなくなります。
- 入金・取引ができない: 暗号資産の入金、現物・デリバティブ取引、ステーキングなどの資産運用サービスが一切利用できません。
- 出金制限: 既存のアカウントでKYC未完了の場合、ポジションの決済や出金のみが可能となり、新たな取引は制限されます。
- キャンペーン参加不可: ローンチパッドやローンチプールなど、利益を得やすい人気イベントへの参加資格が得られません。
- ボーナスの受取不可: 新規登録ボーナスや入金ボーナスを受け取るためには、本人確認の完了が必須条件です。
つまり、Bybitで仮想通貨取引を始めるには、口座開設直後に本人確認を済ませることがスタートラインとなります。
KYCレベル1とレベル2の違い・出金限度額比較
Bybitの本人確認には「レベル1(個人認証)」と「レベル2(居住地確認)」の2段階があります。多くのユーザーはレベル1だけで十分ですが、大口取引を行う場合はレベル2が必要になります。
それぞれの違いを以下の表にまとめました。
| 特徴 | KYC レベル1(基本) | KYC レベル2(上級) |
|---|---|---|
| 必要書類 | 身分証明書 + 顔認証(セルフィー) | レベル1完了 + 住所確認書類 |
| 1日あたりの出金限度額 | 100万 USDT | 200万 USDT |
| 月間の出金限度額 | 無制限 | 無制限 |
| P2P取引の限度額 | 制限あり(高額) | 制限なし |
| 主な対象者 | 一般的なトレーダー | 大口投資家、機関投資家 |
| 利用可能なサービス | 入金、取引、ボーナス受取など全般 | レベル1と同じ(限度額のみ拡大) |
※出金限度額はUSDT換算です。100万USDTは日本円で約1.5億円(1ドル150円換算)相当となるため、個人のトレーダーであればレベル1で困ることはまずありません。
Bybitの本人確認に必要な書類
スムーズに審査を通過させるために、手元に必要な書類を準備しておきましょう。書類は必ず有効期限内のものであり、原本(コピーは不可)である必要があります。

レベル1(個人認証)で使える身分証明書
日本居住者がレベル1の申請で使用できる主な身分証明書は以下の通りです。
- 運転免許証: 最も一般的で審査がスムーズです。表面と裏面の両方が必要です。
- マイナンバーカード: プラスチック製のカードのみ有効です(紙の通知カードは不可)。表面と裏面が必要です。
- パスポート: 顔写真ページが必要です。所持人記入欄(住所記載)がある古いタイプの場合、そこも求められることがあります。
- 在留カード: 外国籍の方が日本で登録する場合に必要です。
注意点:
- 学生証や社員証は公的な身分証明書として認められません。
- 書類の四隅が欠けていたり、文字が擦れて読めないものは審査落ちの原因になります。
レベル2(居住地確認)で必要な住所確認書類
レベル2に進む場合、レベル1の書類とは別に、発行から3ヶ月以内の住所確認書類が必要です。書類には「発行日」「本人の氏名」「現住所(Bybit登録住所と一致)」が明記されている必要があります。
- 公共料金の請求書・領収書: 電気、ガス、水道、インターネット回線などの請求書。
- 住民票の写し: 市役所等で取得したもの。マイナンバー(個人番号)の記載は不要です。
- 銀行の取引明細書(残高証明書): 銀行から郵送されたもの、または電子明細(PDF)で住所記載があるもの。
- 政府発行の住所証明書: 納税証明書など。
注意点:
- 携帯電話の請求書は認められない場合があります。
- 封筒そのものではなく、中身の書類(請求内容が書かれた紙)全体を撮影する必要があります。
【図解】Bybit本人確認レベル1のやり方・手順
ここからは、実際の申請手順を解説します。PCでも申請可能ですが、カメラ機能を使うためスマホアプリでの申請が圧倒的に簡単でおすすめです。
スマホアプリでの申請手順
スマホアプリを使えば、書類の撮影から顔認証まで一気通貫で行えます。所要時間は約2〜3分です。
ステップ1: アプリを開き、本人確認画面へ移動する
- Bybitアプリにログインします。
- ホーム画面左上の「人物アイコン(プロフィール)」をタップします。
- メニューから「本人確認(Identity Verification)」を選択します。
- 「Lv.1 本人確認を行う」または「今すぐ行う」ボタンをタップします。
ステップ2: 国籍と書類の選択
- 発行国として「Japan(日本)」を選択します。
- 提出する身分証明書の種類(運転免許証、マイナンバーカードなど)を選択します。
- 注意事項が表示されるので「次へ」をタップします。
ステップ3: 書類の撮影
- カメラが起動します。画面の枠に合わせて身分証の表面を撮影します。
- 文字が鮮明か確認し、「読み取り可能」を選択します。
- 続いて、身分証の裏面を同様に撮影します。
ステップ4: 顔認証(セルフィー)
- インカメラが起動し、顔認証が始まります。
- 画面の円の中に顔を収め、指示に従ってゆっくり首を回すなどの動作を行います。
- 撮影が完了するとデータが送信され、審査中となります。
審査は早ければ数分、通常は1時間以内に完了し、登録メールアドレスに通知が届きます。
PC(ブラウザ)での申請手順
PCで申請する場合、書類の写真をあらかじめ撮影してPCに取り込んでおくか、PCのウェブカメラを使用する必要があります。
- Bybit公式サイトにログインし、右上の「人形アイコン」から「アカウント&セキュリティ」をクリックします。
- 「本人確認」の項目にある「今すぐ行う」をクリックします。
- レベル1の「今すぐ行う」を選択します。
- 国籍「Japan」と書類の種類を選択します。
- ここからは、PCのウェブカメラで撮影するか、スマホで続きを行うか選択できます(スマホ推奨)。
- PC内の画像をアップロードする場合は、表面・裏面の画像ファイルを選択してアップロードします。
- PCのカメラで顔認証を行い、提出完了です。
【図解】Bybit本人確認レベル2のやり方・手順
レベル1が承認された後、さらに限度額を引き上げたい場合はレベル2の申請を行います。
住所確認書類のアップロード手順
- 本人確認ページを開き、レベル1が「完了」になっていることを確認します。
- レベル2(居住地確認)の枠にある「今すぐ行う」をタップします。
- 用意した住所確認書類(公共料金の請求書など)の種類を選択します。
- 書類全体が写るように撮影、または鮮明な画像データをアップロードします。
- ポイント: 紙の折り目などで文字が隠れないように広げて撮影してください。
- 提出ボタンを押し、審査を待ちます。
審査完了までの待ち時間目安
- レベル1: 通常15分〜1時間程度。AIによる自動判定で即時完了することもあります。
- レベル2: 書類の内容を目視確認する場合があるため、レベル1より時間がかかる傾向があります。通常は1時間〜24時間以内です。
もし48時間以上経過しても審査が終わらない場合は、サポートへ問い合わせることをおすすめします。
Bybitの本人確認に関するよくある質問(FAQ)
ここでは、ユーザーがつまずきやすいポイントや、検索ニーズの高いトラブルシューティングについて詳しく解説します。「できない」「失敗する」といった悩みを解決しましょう。
Bybitの本人確認(レベル1・2)ができない・失敗する原因は?
「Bybit 本人確認 できない」「Bybit 本人確認レベル1 できない」といった状況に陥る主な原因は、以下のいずれかです。
- 画像の不鮮明・ピンボケ:
- 文字がぼやけて読めない場合、AIが情報を抽出できず即座に却下されます。明るい場所で、手ブレを防いで撮影してください。
- 光の反射(ハレーション):
- 免許証やマイナンバーカードは光を反射しやすい素材です。天井の照明が反射して文字や顔写真が白飛びしているとNGになります。斜めから光を当てるなど工夫しましょう。
- 書類の四隅が切れている:
- 書類全体が画像の中に収まっている必要があります。端が少しでも切れていると「書類の一部」とみなされません。
- 入力情報と書類の不一致:
- Bybitのアカウント登録時に入力した情報と、提出書類の情報が異なる場合です。
- 18歳未満、またはサービス制限国からのアクセス:
- Bybitは18歳未満の利用を禁止しています。また、VPNを使用して制限国(米国など)のIPアドレスからアクセスしているとエラーになる場合があります。
- 重複アカウント:
- すでに別のメールアドレスで本人確認済みの書類を使用した場合、「すでに登録されています」となり承認されません。
対処法: 審査落ちの通知メールには理由が記載されています。理由を確認し、特に「画像の鮮明さ」と「四隅の収まり」を意識して再提出してください。
本人確認書類の有効期限が切れている・期限切れの場合は?
「Bybit 本人確認書類 有効 期限切れ」「Bybit 本人確認書類の有効期限」に関してですが、有効期限が切れている書類は一切使用できません。
- 免許証やパスポートの有効期限が1日でも過ぎている場合、システム上で弾かれます。
- 必ず更新手続きを行い、新しい有効期限が記載された書類を入手してから申請してください。
- 「更新中」であることを証明する紙などでは代替できません。
登録済みの本人確認書類を更新・変更する方法は?
結婚による改姓、引越しによる住所変更、または単純に免許証の更新などで、登録情報を変更したい場合の手順です。「Bybit 本人確認書類 更新」に関する対応は以下の通りです。
- 基本的にはサポートへの連絡が必要: アプリ上の操作だけで登録情報を上書き変更することは難しい場合があります。
- 手順:
- Bybitのライブチャットまたはサポートチケット(問い合わせフォーム)を開きます。
- 「本人確認情報の変更(KYC Update)」を選択します。
- 新しい身分証明書の画像と、変更理由を添えて申請します。
- 注意点: アカウントのセキュリティ保護のため、情報の変更後は24時間の出金制限がかかる場合があります。資金移動の予定がないタイミングで行うのが賢明です。
住所確認(レベル2)で有効な書類と注意点は?
「Bybit 住所確認」「Bybit kyc レベル 2」で失敗しないためのポイントをまとめます。
- 発行日: 必ず発行から3ヶ月以内の日付が印字されている必要があります。日付がない書類は無効です。
- 名前の一致: 請求書の名義が、Bybitに登録した本人(レベル1の身分証と同じ名前)である必要があります。「世帯主(親や配偶者)名義」の公共料金請求書では、原則として承認されません。
- 自分名義の公共料金請求書がない場合は、住民票(自分のみ記載のもので可)を取得するのが最も確実です。
- または、銀行アプリからダウンロードできる取引明細書(Statement)で、現住所と氏名が記載されているページも有効です。
- 住所の一致: 書類の住所と、申請画面で入力する住所は一字一句正確に合わせてください(番地の書き方など)。
まとめ:Bybitを安全に利用するために本人確認を完了させよう
Bybitでの本人確認(KYC)は、かつては任意でしたが、現在は安全な取引環境を維持するために必須の手続きとなっています。
- レベル1は全ユーザー必須: これを完了しないと入金も取引もできません。
- スマホアプリが推奨: 撮影から提出まで数分で完了します。
- 写真のクオリティが命: 光の反射やピンボケに注意し、四隅をしっかり収めることが審査通過の鍵です。
- レベル2は必要に応じて: 1日100万USDT以上の出金が必要な場合や、特定のイベント参加に必要です。
本人確認は「面倒な手続き」と感じるかもしれませんが、あなたの大切な資産を守り、アカウント乗っ取りなどのリスクを最小限にするための防波堤です。
書類さえ手元にあれば、5分程度で終わる簡単な作業です。この記事の手順を参考に、まずはサクッとレベル1の認証を済ませて、Bybitでの快適なトレードライフをスタートさせましょう。