「MEXCを使おうか迷っているけれど、『手数料が高い』という噂を聞いて不安になっている」
「実際に取引や送金をしたとき、どれくらいのコストがかかるのか正確に知りたい」
海外仮想通貨取引所を選ぶ際、手数料は利益に直結する最も重要な要素の一つです。特にMEXC(エムイーエックスシー)は、取り扱い銘柄数の多さや爆発的なキャンペーンで人気を集めていますが、ネット上には「手数料が高い」という声と「業界最安」という声が混在しており、どちらが真実なのか分かりにくい状況です。
結論から申し上げますと、MEXCの「取引手数料」は業界トップクラスの安さですが、「出金手数料」は選択するネットワークによって割高になるケースがあります。この仕組みを理解せずに利用すると、無駄なコストを支払うことになりかねません。
この記事では、MEXCの手数料体系を徹底的に分解し、他社との比較やコストを極限まで下げる裏技を解説します。
この記事でわかること
- 「MEXCの手数料が高い」と言われる本当の理由と誤解
- 現物・先物取引の手数料率と、他社(Bybit等)との比較結果
- 出金手数料で数千円損しないための「ネットワーク選択」のコツ
- MXトークンやキャンペーンを活用して手数料を安くする方法
- 資金調達率やUSDT出金に関するよくある疑問の解消
MEXCの手数料は本当に高い?結論と実態

インターネット上で検索すると出てくる「MEXCの手数料は高い」というキーワード。しかし、実際にデータを分析すると、その評価は半分正解で半分間違いであることがわかります。まずは結論から整理しましょう。
結論:取引手数料は業界最安水準、出金手数料はネットワーク次第
MEXCの手数料構造を一言で表すと、「トレードは激安、出金は要注意」です。
- 取引手数料(売買コスト):
MEXCは頻繁に「手数料無料キャンペーン」や「Maker手数料0円」などの施策を行っており、通常時であっても業界最安水準(特に先物取引)を維持しています。デイトレーダーやスキャルピングを行うユーザーにとっては、むしろ「最も手数料が安い取引所」の一つと言えます。 - 出金手数料(送金コスト):
一方で、日本国内の取引所へ資金を戻す際や、メタマスクへ送金する際にかかる「出金手数料」は、選ぶブロックチェーンによって大きく異なります。特にビットコイン(BTC)やイーサリアム(ERC20)のネットワークを利用すると、ガス代(ネットワーク利用料)の実費が高騰している場合、数千円単位の手数料がかかることがあります。これが「高い」と言われる主たる原因です。
なぜ「高い」という噂があるのか?
「高い」という評判が立つ背景には、以下の3つの要因が考えられます。
- イーサリアムチェーン(ERC20)での出金:
仮想通貨初心者の多くが、USDTやETHを送金する際に、最もメジャーですがガス代が高い「ERC20」ネットワークを選んでしまいがちです。これにより、1回の送金で10ドル〜20ドル(約1,500円〜3,000円)の手数料を取られ、「MEXCは高い」という印象を持ってしまいます。 - スプレッドの誤解:
「販売所」形式と「取引所(板取引)」形式を混同しているケースです。MEXCは板取引が基本ですが、流動性の低いマイナーな草コイン(アルトコイン)を成行注文で大量に売買すると、相場の変動により想定より不利な価格で約定することがあります。これを「実質的な手数料が高い」と捉えるユーザーもいます。 - 過去の情報:
数年前の情報が検索結果に残っている場合もあります。現在のMEXCはキャンペーンを強化しており、以前の手数料体系とは全く異なる「低コスト体制」に移行しています。
MEXCの取引手数料一覧(現物・先物)
MEXCを利用する最大のメリットは、この取引手数料の安さにあります。ここでは、現物取引と先物取引の具体的な手数料率を見ていきましょう。
現物取引の手数料(Maker/Taker)
現物取引(仮想通貨を実際に売買する取引)の手数料は、以下の通りです。
| 取引タイプ | Maker手数料(指値) | Taker手数料(成行) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 現物取引 | 0.00% (無料) | 0.10% | 一部キャンペーン適用時 |
※上記はキャンペーン適用時の一般的な数値です。キャンペーン期間外や特定のペアでは、標準の0.1%が適用される場合がありますが、MEXCは長期間にわたり「Maker手数料無料」などのプロモーションを実施する傾向にあります。
- Maker(メイカー): 板にない価格で注文を出し、流動性を提供する取引(指値注文など)。
- Taker(テイカー): 板にある注文を約定させ、流動性を取り除く取引(成行注文など)。
先物取引の手数料(Maker/Taker)
レバレッジをかけた取引を行う「先物取引(無期限契約)」の手数料は、競合他社を圧倒する低さです。
| 取引タイプ | Maker手数料(指値) | Taker手数料(成行) |
|---|---|---|
| 先物取引 | 0.00% (無料) | 0.01% 〜 0.02% |
多くの海外取引所では、先物のTaker手数料は0.05%〜0.06%程度が相場です。これに対し、MEXCは0.01%〜0.02%という驚異的な低さを提示することが多く、頻繁に売買を繰り返すトレーダーにとって非常に有利な環境です。
手数料無料キャンペーンの適用状況
MEXCでは、以下のようなキャンペーンが不定期、あるいは長期的に開催されています。
- 現物取引手数料無料: 全ペア、または主要ペア(BTC/USDTなど)の手数料がMaker/Takerともに0円になるキャンペーン。
- 先物Maker手数料0円: 先物取引の指値注文手数料が完全無料。
これらのキャンペーン期間中に取引を行えば、コストを限りなくゼロに抑えることが可能です。登録前に公式サイトの「キャンペーン」ページを確認することを強く推奨します。
MEXCの入出金・送金手数料

次に、資金の移動にかかるコストについて解説します。ここが「MEXCは高い」と誤解されやすいポイントです。
入金手数料は基本的に無料
MEXCへの仮想通貨の入金手数料は、原則無料です。
ただし、送金元の取引所(国内取引所やウォレット)側で送金手数料が発生する場合はあります。これはMEXC側の徴収ではないため、送金元の手数料設定を確認する必要があります。
出金(送金)手数料は通貨とチェーンで決まる
MEXCから外部(国内取引所やメタマスクなど)へ仮想通貨を送る際の「出金手数料」は、固定額ではなく、通貨と選択するブロックチェーンネットワークによって変動します。
これはMEXCが利益として取っているというよりは、ブロックチェーンのマイナー(承認者)に支払うガス代の実費が反映されている側面が強いです。
要注意:USDT(ERC20)の出金手数料は高い
最も利用頻度の高いステーブルコイン「USDT(テザー)」を出金する際の、ネットワーク別手数料の目安を比較してみましょう。
USDT出金手数料の比較(目安)
| ネットワーク(チェーン) | 手数料目安 (USDT) | 日本円換算 (1$=150円) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| TRC20 (Tron) | 1 USDT | 約150円 | 推奨。送金速度が速く安い。 |
| BEP20 (BSC) | 1 USDT | 約150円 | 推奨。バイナンス系で便利。 |
| SOL (Solana) | 1 USDT | 約150円 | 高速だが対応先を確認。 |
| ERC20 (Ethereum) | 10 〜 20 USDT | 1,500円 〜 3,000円 | 非推奨。ガス代が高騰しやすい。 |
| Omni (Bitcoin) | 20 USDT以上 | 3,000円以上 | 非常に高い。使うメリット薄。 |
※手数料はネットワークの混雑状況により変動します。
このように、同じUSDTを送る場合でも、ERC20を選ぶとTRC20の10倍〜20倍の手数料がかかります。「MEXCの手数料が高い」と感じた人の多くは、知らずにERC20を選択してしまっているケースが大半です。
節約の鉄則: 送金先が対応しているなら、必ずTRC20(トロンチェーン)かBEP20(BNBチェーン)を選択しましょう。
MEXCと他社(Bybit・Binance)の手数料比較
「MEXCが安いのは分かったけど、Bybitと比べたらどうなの?」という疑問にお答えするため、主要海外取引所との比較を行います。
主要海外取引所との取引手数料比較表
以下は、一般的なスタンダード会員(VIPランクなし)における手数料比較です。
| 取引所 | 現物Maker | 現物Taker | 先物Maker | 先物Taker | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| MEXC | 0.00% | 0.10% | 0.00% | 0.01% | 業界最安水準。キャンペーン頻度高。 |
| Bybit | 0.10% | 0.10% | 0.02% | 0.055% | バランスが良いが、最安ではない。 |
| Binance | 0.10% | 0.10% | 0.02% | 0.05% | 世界最大手。BNB割引あり。 |
| Gate.io | 0.20% | 0.20% | 0.015% | 0.05% | 現物はやや高め。 |
※MEXCの数値はキャンペーン適用時や近年の傾向に基づく設定例です。
比較のポイント:
- 先物取引: MEXCのTaker手数料(0.01%)は、Bybit(0.055%)の約5分の1です。これはトレード回数が多い人にとっては、利益に雲泥の差を生む決定的な違いです。
- 現物取引: Maker手数料が0%になることが多いMEXCは、指値注文を中心にするトレーダーにとって圧倒的に有利です。
MEXCを選ぶべきユーザーのタイプ
- 短期売買(スキャルピング)をする人: 先物Taker手数料の安さは、利益率に直結します。
- マイナーな草コインを探している人: MEXCは上場スピードが早く、取扱銘柄数が非常に多いです。
- コストを極限まで下げたい人: Maker注文を活用すれば、手数料負けするリスクを大幅に減らせます。
MEXCの手数料を安く抑える3つの方法

ただでさえ安いMEXCの手数料ですが、さらに安く抑えるためのテクニックが3つあります。
1. MXトークン払いで20%割引を活用する
MEXCが発行している独自トークン「MX」を手数料の支払いに利用することで、現物取引手数料が20%割引になります。
- 設定方法: アカウント設定画面で「MXを手数料控除に使用する」をONにするだけ。
- メリット: MXトークン自体も取引所の成長に合わせて価格上昇が期待できるため、保有メリットがあります。少額のMXをウォレットに入れておくだけで適用可能です。
2. 手数料の安い送金ネットワーク(チェーン)を選択する
前述の通り、出金時にはネットワーク選びが命です。
- 国内取引所へ送る場合: リップル(XRP)を活用するのが最強の節約術です。USDTを一度XRPに交換し、XRPとして国内取引所へ送金すれば、送金手数料は数円〜数十円で済みます。
- 海外取引所やウォレットへ送る場合: USDTならTRC20またはBEP20を選択しましょう。
3. 招待コードやキャンペーンを利用する
MEXCに新規登録する際、招待コード(紹介コード)を経由することで、手数料の永久割引特典を受けられる場合があります。また、新規口座開設者向けの「1,000USDTボーナス」などのキャンペーンを利用すれば、実質的な取引コストを相殺できるクーポン(先物ボーナス)を獲得できます。
- 先物ボーナス: 証拠金として使えるクレジット。これを使えば、自己資金を減らさずにトレードが可能で、利益分は出金できます。実質的に手数料負担をゼロにできる強力なツールです。
【Q&A】MEXCの手数料に関するよくある質問
ここでは、記事設計で指定された関連キーワードに基づき、ユーザーの疑問に一問一答形式で回答します。
MEXCで現在開催中の手数料キャンペーンはありますか?
はい、MEXCでは頻繁にキャンペーンが開催されています。特に「先物Maker手数料無料」や「現物取引手数料無料」イベントは定期的に実施されています。最新情報は公式サイトの「キャンペーン」または「お知らせ」ページで確認してください。また、新規登録者向けの入金ボーナスキャンペーンも常時開催されています。
MEXCの出金(送金)手数料はいくらですか?
通貨とネットワークによります。例えば、ビットコイン(BTC)をBTCネットワークで送る場合は0.0005 BTC程度(相場により変動)、リップル(XRP)なら0.2 XRP程度と非常に安価です。USDTの場合は、TRC20なら1ドル程度ですが、ERC20なら10ドル以上かかる場合があります。
MEXCから他へ資金を送る際の送金手数料を節約するには?
最も効果的なのは、XRP(リップル)を利用することです。USDTなどの通貨を一度現物取引でXRPに交換し、XRPとして送金すれば、手数料は数十円程度に抑えられます。ただし、送金先でタグ(Memo)の入力が必要な点に注意してください。
MEXCの資金調達(ファンディング)手数料とは何ですか?
先物取引(無期限契約)において、ポジションを保有し続ける場合に発生する手数料です。これはMEXCの手数料ではなく、ロング(買い)とショート(売り)のポジション保有者同士で支払われるものです。
- 資金調達率がプラスの場合: ロング保有者がショート保有者に手数料を支払います。
- 資金調達率がマイナスの場合: ショート保有者がロング保有者に手数料を支払います(手数料がもらえる)。
通常、8時間ごとに発生します。
MEXCの手数料が0円(無料)になるのはどのような時ですか?
主に以下のケースです。
- Maker注文(指値): キャンペーン適用時は、現物や先物のMaker注文が0円になることがあります。
- 入金時: 外部からの入金手数料は無料です。
- 内部振替: MEXCアカウント内の「現物口座」から「先物口座」への資金移動は無料です。
MEXCからUSDTを出金する際の手数料は高いですか?
「ERC20(イーサリアムチェーン)」を選択すると高い(1,500円〜3,000円程度)ですが、「TRC20」や「BEP20」を選択すれば安く(150円程度)済みます。高いと言われるのは、誤ってERC20を使っているケースがほとんどです。
BybitとMEXCの手数料はどちらが安いですか?
一般的に、MEXCの方が安い傾向にあります。特に先物取引のTaker手数料においては、MEXCが0.01%(キャンペーン時など)、Bybitが0.055%(標準)と大きな差があります。頻繁にトレードするならMEXC、ツールの使いやすさや日本語サポートの質を重視するならBybitという使い分けが一般的ですが、コスト面ではMEXCに軍配が上がります。
まとめ:MEXCの手数料は工夫次第で最安になる
MEXCの手数料について、実態と安く抑える方法を解説しました。
- 取引手数料: 業界最安水準。特に先物取引のコストパフォーマンスは圧倒的。
- 出金手数料: ネットワーク選びが重要。ERC20を避け、TRC20やXRP送金を活用すれば格安。
- さらに安く: MXトークン割引や招待コード、キャンペーンボーナスをフル活用する。
「MEXCの手数料は高い」という噂は、主に出金時のネットワーク選択ミスや、一部の誤解によるものです。正しい知識を持って利用すれば、MEXCはあなたのトレード利益を最大化してくれる最強のプラットフォームとなります。
まずは少額から入金し、その手数料の安さを実際に体感してみてはいかがでしょうか。賢く利用して、トレードのパフォーマンスを向上させましょう。